オフィス・店舗の入口に置かれているマットは、来客の目に留まりやすい部分です。しかし、人の出入りが多いとすぐに汚れてしまい、洗浄にも手間がかかり、その都度買い替えると費用もかさみます。そこでおすすめなのがマットレンタルサービスです。本記事では、レンタルサービスを活用するメリットや、選べるマットの種類について紹介します。
オフィス・業務用のマットレンタルサービスとは?
オフィス・店舗の入口に設置するマットは、靴底に付いた埃や泥、雨水といった汚れを建物内へ持ち込ませないために設置されます。ただ、人の出入りが多ければ多いほどマットは汚れやすく、汚れが目立つとオフィス・店舗の印象や衛生面に悪影響を与えかねません。
入口を清潔に保つためには、短いスパンでマットを交換する必要があります。しかし、買い替えは費用がかさみます。そこで注目を集めているのが、マットレンタルサービスです。コストが大幅に削減され、定期的な交換により常に綺麗な状態のマットを設置できるようになるなど、多くのメリットがあります。
オフィスのマットをレンタルするメリット
建物内を清潔に保ち、来客にも好印象を与えるマットは、オフィスや店舗に欠かせません。マットの維持にはさまざまなコストがかかりますが、レンタルすることでそうした問題点を解決できます。ここではマットのレンタルにより得られる具体的なメリットを解説します。
1. コストを抑えられる
マットの品質を維持するポイントは、「定期的な洗浄」「こまめな交換」「環境に適した機能のマットの使用」の3つです。多くの場合、洗浄しても汚れが落ちにくくなったタイミングで買い替えを検討し、使用環境に適した機能・デザインのマットを購入することになります。ただ、洗浄するためには人件費や洗浄機材費がかかりますし、買い替えるなら購入費用が発生します。
レンタルサービスを利用すると、上記のコストは全て削減可能です。中でも洗浄・交換時にかかる時間コストと管理コストの削減は非常に大きなメリットで、浮いた人件費や労力を別の業務に割くことで生産性向上にも大きく寄与します。
2. 常に清潔感を保てる
室外からの汚れを軽減し、室内を清潔に保つマットの効果は、使い続けていくと弱まっていきます。マットそのものが汚れてしまうと、本来の役割が果たせないだけでなく、形が崩れてしまったりシミが付いて見た目が悪くなってしまったりと、清潔感が損なわれてしまいます。
大抵のレンタルサービスでは、マットの定期交換がサービス内容に含まれており、常に綺麗で清潔感のあるマットを使用できます。マットを清潔に保つには、本来なら定期的な洗浄が必要ですが、レンタルすれば洗浄の手間を削減しつつ、常に室内の清潔感を保つことが可能です。結果的にオフィス・店舗の印象が良くなり、顧客満足度の向上も期待できます。
特に、清潔さが売り上げに大きく影響を与える飲食店であれば、床の清潔感の維持はブランディングやマーケティングにおいても重要な要素となります。
3. マットの選択肢が多い
マットには用途や機能によってさまざまな種類があります。マットを購入する場合、買い替えるまでは同じものを使い続けなければなりません。これに対し、レンタルサービスでは多くの種類のマットから適切なものを選択できる点が大きなメリットです。
たとえば入口の雰囲気を変えてみたい場合は、別のデザインや機能のマットを試してみることもできます。
マットの種類と機能について
レンタル会社が用意しているマットの種類は非常に豊富であり、自社のニーズと一致した機能・形・サイズ・材質のものを選ぶことが可能です。ここではマットの種類とそれぞれの特徴について解説します。
1. オーダーメイドのオリジナルマット
入口に置くマットはオフィス・店舗で顧客と最初に接点を持つ場所です。そこで、入口部分だからこそマットのサイズや形は適したものを敷きたい、と考える方に適しているのが、オーダーメイドのオリジナルマットです。
オリジナルマットはサイズや素材、色、形を選ぶことができます。また、自社のロゴやブランド名の入ったマットも制作可能です。そのため、ブランディングや床面を利用したプロモーション活動、イベント用、誘導用といった幅広い用途で活用できます。
こうしたオーダーメイドのマットは、一般的に屋外・屋内・玄関部へ設置する玄関マットや、エレベーター内のマットとして利用されます。靴底に付いた埃や泥、雨水の除去という機能面での役割と、自社のブランディング・プロモーション面での役割を担えて、おすすめのマットです。
2. 吸水・吸塵・吸油マット
吸水・吸塵・吸油マットは、靴底に付いた土砂埃や雨水、油汚れなどを建物内へ入れずにマットでキャッチする機能に優れています。
主に玄関マットとして使用されることが多く、オフィスや飲食店の清潔感を保つ役割を担っています。傷みやすい床材の保護にもつながり、空間づくりを手助けしてくれる点もメリットのひとつです。
また、水分を吸収してくれるので、床が滑るのを未然に防ぎ事故予防にも貢献します。足跡や濡れることで発生する汚れも防ぐため、飲食店の厨房付近でも利用される傾向にあります。
3. 衛生マット:抗菌・抗ウイルスタイプ
衛生マットは、抗菌剤によって細菌の繁殖を抑制し、ウイルスを減少させる機能を有するアイテムです。靴底に付着した汚れに含まれる細菌・雑菌・ウイルスの侵入を防ぐために使用されます。
病院やクリニックといった医療関係施設や、飲食店・食品工場など衛生環境を重視する職場で重宝されています。
近年、病院や飲食店だけでなくオフィスや学校、コンビニエンスストアのような、人が多く集まる場所にも設置されるようになりました。足元からの感染症対策を検討している方にもおすすめのマットです。
4. 衛生マット:除菌タイプ
衛生マットの中でも除菌機能に焦点を置いたのが除菌マットです。除菌マットには除菌液が浸透されており、靴底に付着した菌類を取り除いてくれるのが特徴です。除菌マットも抗菌マットと同様に、医療関係施設や飲食関係施設のような衛生的環境を保つ必要がある施設に向いています。
除菌マットはウェットタイプであるため、靴底が除菌液で濡れてしまい、転倒などのおそれも生じます。そこでおすすめなのが吸水マットとの組み合わせです。除菌マットで除菌を行い、そのまま吸水マットで靴底の水気を取り除けば、衛生と安全性を両立できます。
5. 衛生マット:トイレ用抗菌・防臭タイプ
トイレ用抗菌・防臭マットは、トイレでの使用に特化した衛生マットです。美観の維持や抗菌機能による衛生環境の維持、清掃にかかる手間の削減といった機能性の高さが特徴です。
トイレでは、飛び散った尿が細菌の温床となり、雑菌の繁殖へとつながる要因となります。さらに尿はアンモニア臭の原因でもあるため、放置しておくと床の汚れや悪臭が際立ちます。そこでトイレ用抗菌・防臭マットを敷いておけば、尿の跳ね返りをキャッチし、抗菌機能によって雑菌の繁殖を防ぎ、防臭機能によって悪臭を未然に防いでくれます。
オフィス用マットを選ぶときのポイント
マットレンタルサービスでは、多種多様なマットの中から、その場に適したサイズや形、機能、デザインのものを選べます。ここではオフィス用マットを実際に選ぶときに見るべき2つのポイントについて紹介します。
1. エリア別で用途をわける
同じ玄関マットでも、その用途は屋外・屋内で大きく異なります。マットを設置したい場所や施設の環境、取り扱っている商品・サービス、人の出入りの頻度によって適切な機能は変わるため、エリアに応じたマットを選びましょう。
たとえば屋外に設置する場合、来訪者の靴底には泥汚れ、粗い土砂、雨水、雪、埃などが付着しています。これらの汚れを取り除くためには、粗土砂除去の機能が備わったマットを使用するのがおすすめです。また、室内に入る手前には除塵・吸水マットを設置すれば、靴底に残った細かい汚れを落とし、汚れの侵入を防げます。
さらに、エントランス部分やエレベーター内、室内の入口などには除菌・抗菌マットを設置することで、感染症対策や衛生環境の維持が可能です。
2. 防炎マーク付きのマットを選ぶ
防炎防火対象物の建築物内マットを敷く際、2㎡以上のサイズであるときは防炎マーク付きのものを選ぶことが義務付けられています。防炎ラベルは消防法令に基づいたものであり、マットに防炎性能がある旨を示す証となっています。
自社で設置したいマットに防炎マークが必要なのか事前に確認し、必要であれば防炎マーク付きのものを選ぶようにしましょう。レンタルサービスを活用する際は、担当者に相談するのも手です。基準が曖昧なときには必ず確認しましょう。
オフィス用マットのレンタルならダイオーズがおすすめ
オフィス用のレンタルマットにはさまざまな種類・機能・性能のマットがあり、自社に適したデザインのものを利用できます。その際に重要なのは、幅広いニーズに応えられるサービスを提供しているレンタルサービス選びです。
ダイオーズであれば、オリジナルデザインマットや高機能マットを用途に合わせた形でご提供できます。全てのマットに抗菌・抗ウイルス加工をしており、衛生面もカバー可能です。サイズも自由に選べるため、どのような場所にも合うマットを敷けるのも特徴で、消防庁の基準をクリアした防炎機能も有していることから、大きいサイズでも注文できます。
オリジナルマット制作時にはデザインの打ち合わせから完成までサポートするため、初めてオリジナルデザインを注文する方でも安心してご利用可能です。
まとめ
マットのレンタルサービスを利用することで洗浄、取り替えといったコストの削減につながり、常に清潔なマットを敷けるため衛生状態も保てます。また、用途に合わせた形でサイズを選択し、オリジナルデザインのマットや高性能マットを利用することも可能です。自社に適したマットをお探しの際は、レンタルサービスの検討をおすすめします。