プロの清掃業者にオフィスやマンションなどの清掃サービスを依頼しようか検討しているという方も多いのではないでしょうか。希望に合った清掃サービスを受けるためには、清掃業者がどのような業務を行っているのかあらかじめ知っておくことが大切です。
この記事では、清掃業者の仕事内容に加え、清掃業者を選ぶ際のポイントを紹介します。ご自身に合った清掃サービスを選ぶ際の参考にしてください。
- Contents
- 清掃業のお仕事
- 清掃業者を選ぶポイント
- まとめ
清掃業のお仕事
清掃業 とは、以下のような場所で清掃作業を行います。
- マンション
- オフィス
- ビル
- 一般住居(ハウスクリーニング)
清掃業は決められた時間に作業を行い、場合によっては複数人でチームを組んで行うこともあります。掃除機がけなどの簡単な掃除から、エアコンフィルター洗浄などの大がかりな掃除まで対応します。プロならではの巧みな技術と豊富な知識で、見違えるほど美しく仕上げるのが清掃業の仕事です。
マンションの清掃業務
マンション清掃業務は、エントランスや廊下、エレベーター、駐車場など広範囲が対象です。清掃箇所は共有部に限られるため、住人の各居住スペースを清掃することはありません。
清掃作業は7~18時の間で行うのが一般的で、以下のような作業を行います。
- エントランスや廊下、階段の掃き・拭き掃除
- エレベーター内の拭き上げ
- 自動ドアの拭き上げ
- 駐車場や駐輪場のゴミ拾い
また、外壁や高所窓ガラス、屋上、浄化槽などの清掃、草取りなどを行う場合もあります。
オフィスの清掃業務
オフィス清掃業務はオフィスビルの専有部分など、比較的狭い範囲で行います。その分、オフィス内の細部まで清掃するのが特徴です。清掃時間はオフィスの使用時間に合わせて行うため、8~18時の間に行うことが多いでしょう。
オフィスの清掃業務の一例を紹介します。
- 床やカーペットの掃除機がけ
- オフィス内のトイレ掃除
- オフィス内の給湯室掃除
- ゴミの回収
- 電話やデスクの拭き掃除
また、要望に合わせてエアコンフィルターの交換やシンクの排水口掃除などを行うこともあります。
ビルの清掃業務
ビル清掃業務の範囲はエントランスや廊下、トイレや階段などの共用部分に限られます。清掃作業は早朝6時頃から開始し、17時までに終わるケースがほとんどです。
ビルの清掃業務の一例を紹介します。
- 業務用掃除機やポリッシャーによる床の掃除
- 床のワックスがけ
- 屋上、エントランスなどの屋外清掃
- 窓ガラス拭き
- トイレ掃除
- ゴミの収集やゴミ出し
一般住居の清掃業務(ハウスクリーニング)
一般住居の清掃(ハウスクリーニング)は、専門知識を持つスタッフが業者専用の洗浄機材や洗剤を利用して住居内を清掃するサービス。住居全体の清掃に限らず、一部分のみの清掃の依頼も可能です。
ハウスクリーニングで依頼することの多い箇所の例は、以下の通りです。
- エアコンフィルター掃除
- レジフード、ガス台などのキッチン回り
- 浴室や洗面所、トイレなどの水回り
ただし、ゴミ屋敷の片付けや遺品整理を含めた清掃作業は、ハウスクリーニング業者では行えないのでご注意ください。
清掃業者を選ぶポイント
清掃業者を選ぶポイントは以下の4つです。
- 清掃のクオリティ
- 料金
- 清掃頻度
- 清掃箇所
これらのポイントを押さえて清掃業者を選べば、プロによる質の高いサービスを受けることが可能です。
清掃のクオリティ
清掃業者を選ぶうえで重要なのは、「本当にキレイになるのか」という点。清掃業者と一口にいっても技術や知識はそれぞれ異なるため、清掃後の仕上がりに差が出るのが現実です。
清掃業者のホームページでこれまでの実績や利用者の感想を確認するなどして、清掃のクオリティを確認しましょう。また、スタッフの対応やサービスの内容などもチェックするとより安心です。
料金
清掃業者の料金は「利用回数」と「利用時間」のいずれかで決まりますが、基本的には利用回数で選ぶことをおすすめします。清掃スペースが広いと利用時間が長くなり、費用がかさむからです。
清掃業者を利用した場合の相場を見ていきましょう。
1か月の清掃回数 | 月額の費用 |
週1回のペースで月4回 | 15,000円程度 |
週2回のペースで月8回 | 25,000円程度 |
週3回のペースで月12回 | 35,000円程度 |
週4回のペースで月16回 | 45,000円程度 |
週5回のペースで月20回 | 55,000円程度 |
清掃業者の料金の大半は人件費です。あまりにも料金が安い場合はスタッフの教育に問題がある可能性もあるため、相場を参考にサービス内容とのバランスを考えながら選んでください。
清掃頻度
清掃の頻度はサービスによってさまざまです。頻度に応じた清掃サービス内容には、以下のような種類があります。
清掃頻度 | サービス内容 | |
日常清掃 | 週5日程度、ほぼ毎日 | 床の掃除機がけ給湯室の清掃トイレ掃除ゴミの回収 |
定期清掃 | 2・3か月に1回程度 | 窓ガラス拭きエアコンフィルターの清掃床のワックスがけ換気扇清掃カーペット洗浄 |
巡回清掃 | 週に1・2回程度 | 日常清掃とほぼ同じ |
清掃の頻度は自由に選べますが、業者によっては指定されている場合もあります。希望する清掃頻度に合わせて業者を選ぶと、無駄なコストをかけずに済むのでおすすめです。
清掃箇所
清掃箇所も業者によって対応が異なります。事前に希望する箇所を決めておき、業者のサービス内容と一致していることを確認しましょう。
確認を怠ると、費用を支払ったのにもかかわらず希望する箇所を掃除してもらえなかったということになりかねないので、注意が必要です。
まとめ
清掃業者が清掃する場所は、マンション、オフィス、ビルなどさまざまです。プロの技術で清掃してもらえるため注目を集めていますが、業者によってサービス内容や料金が異なるため、ご自身の希望に合った業者を見極めることが非常に大切です。
清掃業者選びに失敗しないためにも、清掃業者のホームページや口コミなどで清掃のクオリティなどを確認しましょう。また、料金や清掃箇所などのサービス内容もチェックし、希望する頻度やコストでサービスを受けられるかチェックしておくことが大切です。