コーヒーの味わいにはさまざまなものがありますが、なかでも好みが分かれるのがコクです。コク深いコーヒーを好む方もいれば、あっさりとしたものを好む方もいるでしょう。また、コーヒーのコクは豆の品種や産地によっても大きな違いが生まれます。今回は、コクを含めたコーヒーの味を決める4つの要素や、コク深いコーヒーを味わえる品種をご紹介します。オフィスコーヒーでもぜひお試しください。
コーヒーの味を決める4つの要素
コーヒーの味わいは、主に以下の4つの要素で決まるとされています。
- 香り
- 酸味
- コク
- 苦味
こちらでは、それぞれについて簡単に解説した後、その他の要素についてもご紹介します。
香り
人間の舌は限られた味わいしか感じられませんが、鼻は350種類もの香りを感じ取ることができます。そのため、コーヒーの味わいの多くも、嗅覚からくるといっても過言ではありません。
すっきりとした香りは中南米産、フルーティーな香りは東アフリカ産など、香りは産地ごとに違いがあるため、好みのものを探してみてください。
酸味
コーヒーの酸味と聞くと、豆が劣化した状態で淹れたものをイメージするかもしれません。しかし、良質な酸味はすっきりとした印象で、コーヒーに心地良いアクセントを与えます。中南米や東アフリカ産のコーヒーは、みずみずしい酸味を感じられると人気です。一方、酸味が苦手な方にはインドネシアなどアジア産のコーヒーがおすすめです。
コク
コーヒーのもつコクは、口の中に残る余韻を指し、ボディ感と表現されることもあります。コクの強いコーヒーには、ミルクを入れてカフェオレとして楽しむのもおすすめです。
インドネシアなどアジア産のコーヒーは深いコクが特徴で、中南米産のコーヒーはコクが少なくすっきりとした味わいを楽しめます。
苦味
コーヒーを飲んだとき、舌の奥で感じられる味わいが苦味です。苦味は、コーヒー豆の焙煎度合いによっても違いが生まれます。焙煎度合いが深ければ苦味が際立ち、浅煎りの場合は酸味を強く感じられます。
焙煎については、こちらの記事でも詳しく解説しています。「オフィスコーヒーにも欠かせない!コーヒー豆の焙煎とは」
その他の要素
コーヒーの味は、上記4つの要素以外にもさまざまなものが影響しています。代表的なものといえば風味でしょう。フレーバーと表現されることもあり、チョコレートやストロベリー、バラなどに例えられます。同じ味わいでも人によって風味の感じ方が異なるため、飲み比べてみるのがおすすめです。
コクと苦味の違いとは?
コクと苦味は、混同して理解されていることも少なくありません。ただ、両者は全く別の味覚であり、コクとはコーヒーを飲んだときに口の中に残る余韻、苦味とは舌の奥で感じる刺激を指します。
深煎りの豆で淹れたコーヒーのなかには、口に入れた瞬間は舌に強い刺激(苦味)を感じるものの、後味はサラッとしているものもあります。この場合は、苦味は強いがコクは軽いコーヒーとなり、苦味のあるコーヒー=コク深いとは限りません。コクと苦味の違いについて意識して味わってみると、コーヒーの奥深さに驚かされるでしょう。
コーヒーのコクを存分に感じられる品種
コーヒーのコクは、豆の産地や品種によって大きな違いがあります。コク深いコーヒーをお探しであれば、産地にこだわってみるのがおすすめです。こちらでは、いくつか代表的な産地をご紹介します。
コナ(ハワイ島)
ハワイ島で採れるコナコーヒーは、州政府の厳しい検査を経て選別される高品質なコーヒー豆で、強い酸味と豊かなコクや風味が特徴的です。ジャマイカのブルーマウンテンやタンザニアのキリマンジャロと並ぶ世界3大コーヒーと称されています。
コナコーヒーは、チョコレートと合うコーヒーとしても知られています。オフィスでコーヒーブレイクを楽しむ場合は、チョコレートと合わせてみてはいかがでしょうか。
マンデリン(インドネシア)
インドネシア産のマンデリンは、スマトラ島のマンデリン族が栽培を始めたことでその名がつきました。生産量が少なく、希少性が高いため、高級銘柄となっています。酸味がほとんどなく、苦味とコクを中心とした味わいが特徴的です。日本でも人気の高い品種で、愛飲家の方も多い傾向にあります。
モカ(イエメン、エチオピア)
イエメンやエチオピアで栽培されるモカは、世界でもっとも古いコーヒー豆と称される品種です。独特な香りとフルーティーな味わいが特徴的で、芳醇なコクも感じられます。香りを強く感じたいのであれば浅煎りの豆を、コク深い一杯であれば深煎りの豆がおすすめです。
まとめ
ダイオーズではコクの強いコーヒーから、軽めのコーヒーまでさまざまな種類を取り扱っています。また、提供するマシンにもこだわり、どの品種でも最高の状態で淹れられるような工夫が施されています。オフィスコーヒーの質を一段アップさせられますので、設置を検討の際はぜひ当社までお問い合わせください。