新型コロナウイルス感染症の流行によって、「アフターコロナ」や「ソーシャルディスタンス」などの言葉が注目を集めました。アフターコロナの社会で、従業員に安心して出勤してもらうには、オフィスの衛生管理が欠かせません。今回は、アフターコロナにおける衛生管理についてご紹介します。

新型コロナウイルスによって生まれた働き方の変化

2020年、新型コロナウイルス感染症が世界中で流行し、その被害はまだおさまっていません。日本も例外ではなく、4月7日に緊急事態宣言を発令し、解除されて以降も未だかつてない緊張感に包まれています。

新型コロナウイルス感染症による働き方の変化

新型コロナウイルスによる猛威は、私たちの生活様式や働き方を一変させました。緊急事態宣言下にコクヨマーケティングが実施したアンケートでは、全国で77.5%もの企業が「テレワークや在宅勤務などを実施した」と回答しています。今後も継続されるかなど問題点はあるものの、私たちの働き方に大きな変化があったのは間違いありません。

※参考：KOKUYO「アフターコロナのオフィス再開に向けて準備すべき対応とは」

従業員が安心して出社するために必要なオフィスの衛生管理

新型コロナウイルスの封じ込めのために緊急事態宣言を発令したものの、経済への大きな影響は避けられませんでした。実際、宣言下でも通常通り出勤していた方も少なくありません。アフターコロナに求められるのは、従業員が安心して出勤できるような環境づくりです。こちらでは、オフィスで行える衛生管理のポイントをご紹介します。

「3密」を避けるオフィスづくり

新型コロナウイルス感染症が流行するなかで、避けるべき状況として挙げられたのが「3密」です。「密閉」「密集」「密接」の3つの「密」からなる造語で、新型コロナウイルスに感染しないためには、3密の空間をつくらないことが重要とされています。

たとえば、打ち合わせや会議はWeb上で行う、オフィスは定期的に2方向の窓を開けて十分な換気を行う、など様々な対策が考えられるでしょう。その他にも、思い切ってオフィスのレイアウト変更し、ソーシャルディスタンスの基準とされる2m間隔を維持できるようにする、といった方法も効果的です。

飛沫の飛散対策

不特定多数と接するレジや受付では、アクリルパネルやビニールシートを活用した飛沫飛散対策がとられています。オフィスでも最低限のコミュニケーションや会話が生じる以上、同様の対策は欠かせません。デスクの島の中央にアクリルのパーティションを設置しているオフィスもあるようです。

また、会議などでデスクに複数人が座る際は、対角線上に座るなど真正面での会話を避けることが推奨されています。

マスクの着用や手指消毒の徹底

基本的なことですが、マスクの着用や手指消毒の徹底を図ることも、オフィスの衛生管理においては重要です。新型コロナウイルス感染症には、軽症者や無症状者が多く、従業員のなかには自分が感染しているとは思わずに出勤している方がいるかもしれません。そういった方から感染が広まらないよう、マスクの着用や手指消毒を徹底し、少しでも体調に異変があれば出勤を控えるよう指導しましょう。

出勤時には体温計を使用し、従業員の体調を管理することも推奨されています。

時差勤務やテレワークの活用

3密や飛沫の飛散対策としては、出勤者を減らす方法も効果的です。そのためには、時差勤務やテレワークといった、新型コロナウイルス感染症の流行を機に広まった新しい働き方を積極的に活用する必要があります。今回時差勤務やテレワークを実施し、業務の多くが在宅でも問題ないと感じた方も多いのではないでしょうか

ただ、本格的に時差勤務やテレワークを導入するとなると、さまざまなハードルがあります。自宅での作業環境をどこまで整えるのか、時差勤務に関する具体的な制度の導入など、見直すべき点は少なくありません。今後さらに議論を拡大させる必要があるでしょう。

オフィスコーヒーも常に清潔な状態を保とう！

オフィスコーヒーをはじめとした多くの方が使用する設備は、衛生面が気になって使いづらいと感じている方も少なくありません。緊急事態だからこそ、常に清潔な状態を保ち、誰もが安心して使用できる環境を整えることが大切です。

ダイオーズの提供するオフィスコーヒーマシンは、コーヒーの質だけでなくお手入れのしやすさにもこだわっています。本格エスプレッソマシンの「MIONE」は、起動時と終了時に自動的にクリーニングモードへ移行し、内部を洗浄してくれます。衛生的かつ手軽に美味しいコーヒーを味わえるため、多くのオフィスで導入されている人気の高いマシンです。