みなさんは、現在の働き方に満足していますか?会社では、一度従業員に対してアンケートを取るなどして、働き方に関する調査をするのがおすすめです。満足していない方の多いオフィスには、オフィスコーヒーが不足しているのかもしれません。今回は、国連の調査で世界一幸福な国に輝いたフィンランドの働き方とオフィスコーヒーの関係についてご紹介します。
3年連続幸福度世界一となった北欧フィンランド
2020年3月20日の国際連合の発表で、北欧の国フィンランドが3年連続幸福度1位に輝きました。ただ、フィンランドと聞いてもあまりイメージのわかない方も多いでしょう。こちらでは、世界一幸せな国フィンランドの概要をご紹介します。
社会福祉システムが充実した国フィンランド
フィンランドは、ヨーロッパのバルト海沿岸に位置する北欧の国です。国の陸地部分の86%を森が占めており、国連が行った水質調査では122カ国中1位に輝くなど、自然の豊かな国でもあります。はっきりとした四季を持っている点は、日本との共通点です。
フィンランドをひと言で説明すると、「社会福祉システムが充実した国」といえるでしょう。北欧の国といえば、税率が高いイメージがあるように、フィンランドも日本と比べて税率が高い傾向にあります。たとえば、私たちの生活に密接なかかわりをもつ消費税は、フィンランドでは商品に応じて24%・14%・10%の税率が適用されます。住民税も日本のおよそ10倍となる19%前後です。
高い税率によって徴収した税金を、さまざまな社会福祉システムの形で国民に還元しているのがフィンランドの最大の特徴といえるでしょう。「学校教育完全無料」や「低所得者向けの住宅補助金制度」「17歳までの児童手当」「失業手当」「起業補助金」などの制度が充実しています。税金を多く支払う必要があるものの、万が一のときに国からの補助を受けられる点が、フィンランドが3年連続幸福度1位に輝いた理由かもしれません。
フィンランドの人々のように幸せに暮らす秘訣
フィンランドで暮らす多くの方が幸せだと感じているのには、何か理由があるのでしょうか。こちらでは、フィンランドに住む人々の生活から、幸せに暮らすための秘訣をご紹介します。気になる方は、ぜひ試してみましょう。
冷たいシャワーを1日のはじまりに浴びる
フィンランドには、サウナと同じように氷水で泳ぐ習慣があります。冬にも寒中水泳を行うようで、寒さは感じるものの体内循環が活発になり、幸せホルモンであるセロトニンやドーパミンによって幸福感を感じられるようです。
日本国内でそれを行うのは簡単ではなく、慣れていない方は体調を壊してしまうかもしれません。そこで、冷たいシャワーを1日のはじまりに浴びることをおすすめします。目が覚めるだけでなく、リフレッシュして1日をスタートできるでしょう。冷たいシャワーと温かいシャワーを交互に浴びると体内循環がさらに活発になります。
読書を通してさまざまなことを学ぶ
フィンランドに住む人々の生活には、読書が欠かせません。国内には数多くの図書館があり、その影響もあってかフィンランドは国連から「もっとも識字率の高い国」に選ばれています。
日本にも数多くの図書館があり、自宅で本を読むためのサービスも充実しています。普段の生活に読書を取り入れるだけでも、生活が豊かになり幸福度がアップするかもしれません。
自然のなかを散歩する
フィンランドには、前述の通り豊富な自然があります。森のなかを歩くだけでも癒されることは多いでしょう。日本にも数多くの森林や、豊かな緑が街にあふれています。森に行く必要はありませんが、今まで目を向けてこなかった自然を少し意識するだけでもリラックスできるかもしれません。
シナモンロールでリラックスタイムを過ごす
フィンランドには、「pullakahvit」という「パンとコーヒー」を意味する特別な言葉が存在します。このパンは主にシナモンロールを指し、家で手作りすることもあるようです。会社で用意することは難しいですが、疲れたときはシナモンロールを食べてみるのも良いかもしれません。
フィンランドの働き方にはオフィスコーヒーが関係していた!
フィンランドには、「カハヴィタウコ」という仕事中のコーヒー休憩に関するルールがあります。これは、法律に明文化されている厳格な制度で、コーヒーブレイクの時間を設けないと使用者が処罰されるケースもあるようです。
フィンランドで暮らす人々は、1日に4~5杯のコーヒーを飲んでおり、ひとりあたりのコーヒーの消費量が世界一といわれることもあります。幸福度の高いフィンランドの働き方を支えているのは、オフィスコーヒーを飲む習慣といっても良いでしょう。現在の働き方に満足していない方の多いオフィスでは、まずオフィスコーヒーを導入してみてはいかがでしょうか。