丁寧にドリップされたコーヒーは、味も香りもひと味違います。ただ、自力でドリップコーヒーを淹れるには、手間も道具をそろえる費用も必要となり、少しハードルが高めでしょう。オフィスコーヒーを導入する場合は、ボタンひとつで全ての手順を行ってくれるコーヒーメーカーを使用するのがおすすめです。
今回は、美味しいオフィスコーヒーを淹れるために欠かせない知識であるドリップについてご紹介します。
美味しいコーヒーを淹れるために欠かせないドリップとは何か?
ドリップ(drip)とは、英語で「落ちる」や「滴る」という意味があり、コーヒー用語では、コーヒー粉にお湯を注いで抽出する手順を指します。ドリップはコーヒーの味わいを決めるともいわれており、抽出の仕方ひとつで味や風味が大きく変わります。
美味しいコーヒーを淹れるためには欠かせないドリップですが、マスターするのは簡単ではありません。ドリップが難しいといわれる理由は、主に2つあります。
道具が多い
自宅でドリップを行う場合、道具が多く、そろえるのに時間と費用がかかります。ペーパードリップでコーヒーを淹れる際には、最低でも以下の道具が必要です。
- ドリッパー
- サーバー
- ペーパーフィルター
- ドリップポット(細口のものが好ましい)
- メジャースプーン
- カップ
自宅にはない道具も多く、そろえる段階で挫折してしまう方もいます。
手順が複雑で、バリエーションがさまざまある
自分でドリップをする場合、淹れ方にこだわってなるべく美味しいコーヒーを淹れたいと思うものです。しかし、ドリップの方法はひとつではなく、手順も複雑です。初心者はどの方法を選択すれば良いのか分からず、途中で投げ出してしまうことも少なくありません。
そのため、ボタンひとつで簡単に美味しいコーヒーを淹れられるコーヒーメーカーが人気を集めています。
コーヒーの味わいが変わる!5つの抽出方法
コーヒーの抽出方法には一般的なペーパードリップ以外にもさまざまあり、どれを選択するかがコーヒーの味わいを大きく左右します。以下では、5つの抽出方法についてご紹介します。
ペーパードリップ
もっとも一般的なコーヒーの抽出方法がペーパードリップです。専用の紙を使用して抽出を行います。
抽出時間が3分程度と短く、手軽に淹れられるのが特徴です。紙が使い捨てのため、衛生的な点もメリットでしょう。
ただし、淹れ方によって味が大きく変わるため、安定した味を出すには練習が必要です。
ネルドリップ
ネルドリップは、布製のフィルターで抽出します。細かい繊維がコーヒーの微粒子を取り除いてくれるため、より丁寧に抽出することができ、まろやかな味に仕上がります。
ただし、布が使い捨てではないため、繊維に付着した微粒子を洗い流し乾燥させるなど、お手入れに手間がかかる点がデメリットです。
フレンチプレス
フレンチプレスは、専用の器具にコーヒー豆(粉)とお湯を入れ、一定時間経過後に金属フィルターを押し込んで抽出する方法です。
淹れ方による味の差が生まれにくく、誰でも簡単に美味しいコーヒーを淹れられるのが特徴です。
フレンチプレスで淹れたコーヒーは、微粉が混ざり独特の舌触りになります。好みが分かれるため一度試してみるのが良いでしょう。
コーヒーサイフォン
コーヒーサイフォンでは、アルコールランプで熱したお湯によって抽出が行われます。「魅せるドリップ」が可能なため、演出の一環として行っているコーヒーショップも少なくありません。
ただし、他の抽出方法と比べて器具や部品の数が多く、取り扱いがデリケートです。風味を失いやすいというデメリットもあるため、初心者には難しいでしょう。
コーヒーメーカー
スイッチひとつで簡単に美味しいコーヒーを淹れられるのが、コーヒーメーカーの最大の特徴です。最近は、ハンドドリップに近い味わいを出せるものも増えており、決して侮れません。
内部の自動クリーニング機能が搭載されたモデルを選ぶと、日ごろのお手入れも楽になるためおすすめです。
ドリップとセットで行う蒸らしとは?
コーヒーをドリップする際、必ず一緒に行われるのが「蒸らし」です。蒸らしとは、本格的な抽出前に少量のお湯を注ぎ、コーヒー粉全体にお湯をなじませる工程です。蒸らしを行うことでコーヒーに含まれるガスを放出し、美味しい部分のみを抽出可能にします。
具体的には、95℃前後のお湯20ccを注ぎ、20~40秒ほど蒸らします。サーバーにお湯が数滴落ちてきたら、蒸らし完了の合図です。
ただし、上記のような手順を踏むのが面倒だという方も多いでしょう。オフィスで使用する場合はなおさらです。コーヒーメーカーであれば、全て自動で行ってくれるためおすすめです。
まとめ
オフィスコーヒーサービスを展開しているダイオーズでは、複雑なドリップの手順を踏むことなく美味しいコーヒーを淹れられるマシンを提供しています。一度に大量に抽出できるモデルもあるため、利用者の多いオフィスにも最適です。手軽に美味しいオフィスコーヒー導入する際は、ぜひダイオーズまでお問い合わせください。