オフィスコーヒーを提供する各会社のこだわりが垣間見えるコーヒー豆。1粒へのこだわりがコーヒーの味を左右します。
今回は、コーヒー豆の保存方法や、美味しいコーヒー豆の選び方をご紹介します。
美味しいコーヒー豆の選び方
美味しいコーヒーについて語るうえで、水や淹れ方・道具など、こだわるポイントはさまざまあります。そのなかでも特に重要といわれるのが、コーヒー豆の選び方です。
以下では、美味しいコーヒー豆を選ぶポイントをご紹介します。
銘柄で選ぶ
美味しいコーヒー豆を選ぶ際、もっとも重要なのが銘柄です。コーヒー豆は産地によって味や風味が大きく異なり、好みも分かれるためです。代表的なコーヒー豆には以下のような特徴があります。
- モカ(イエメン、エチオピア産)……フルーツによく似た甘い香りとコクが特徴的
- マンデリン(インドネシア産)……酸味が少なく苦味成分が強い
- ハワイコナ(ハワイ産)……強い酸味が特徴
- ブルーマウンテン(ジャマイカ産)……バランスの良い味と滑らかな口当たり
- キリマンジャロ(タンザニア産)……強い酸味とコク
いきなり銘柄でコーヒー豆を選ぶのは難しいという場合は、「ストレート」と「ブレンド」の違いを押さえておけば十分です。ストレートとは、ひとつの銘柄の豆だけで淹れるコーヒーのことで、ブレンドは複数の銘柄の豆を混ぜ合わせたものを指します。
特定の銘柄の特徴をダイレクトに味わいたいならストレート、バランスの取れた味を楽しみたい場合はブレンドがおすすめです。
焙煎度合いによって選ぶ
焙煎(ロースト)とは、生豆を煎って火を入れる作業のことを指します。コーヒー豆を購入する際、銘柄の次に選択するのが焙煎度合いです。コーヒー豆は、焙煎度合いによって酸味や苦味が大きく変化します。
焙煎度合いは8段階に分かれ、もっとも浅い焙煎状態を「ライトロースト」、深いものを「イタリアンロースト」と呼びます。ただし、焙煎度合いの名称より覚えておきたいのが以下の2点です。
- 焙煎が浅いものは酸味が強い
- 焙煎が深いものは苦味が強い
どの焙煎具合を美味しく感じるかは好みによって変わるため、最初はいくつかのコーヒー豆を試してみると良いでしょう。なるべくマイルドな味を楽しみたい場合は、「ミディアムロースト」か「ハイロースト」の豆がおすすめです。
コーヒー豆の保存方法
品質の良いコーヒー豆を選んでも、保存状態が悪ければ美味しいコーヒーは淹れられません。コーヒー豆を保存する際に注意すべきポイントは以下の4つです。
- 温度
- 湿度
- 直射日光
- 空気(酸素)
コーヒー豆は上記の4つの条件に弱いため、自宅で保存する場合は「密閉した容器に入れ、涼しくて乾燥した暗い場所」で保管するのがおすすめです。
ただし、コーヒー豆は粉の状態だと空気や日光と触れる表面積が大きくなるため、劣化が早く進みます。コーヒー豆を購入した場合は、飲む直前に必要な分だけ挽くと、劣化せず、美味しいコーヒーに仕上がります。
味にこだわったオフィスコーヒーを淹れるために
美味しいオフィスコーヒーを淹れるには、豆選び以外にも大切な点があります。そのひとつがコーヒーに使う「水」です。以下では、コーヒーの味わいを左右する水の重要性について解説します。
軟水と硬水どちらを選ぶか
カルシウムやマグネシウムの含有量が少ない水を軟水、多い水を硬水と呼びます。
オフィスコーヒーを淹れる際、硬水を使うか軟水を使うかによって引き立つ風味が変わります。人によって好みは異なりますが、強い酸味をお好みの方は軟水を、強い苦みが好きな方は硬水を使ってコーヒーを淹れるのがおすすめです。
水道水で美味しいコーヒーは淹れられるか
水道水で美味しいオフィスコーヒーを淹れられるかについては、しばしば議論される問題です。日本の水道水はほとんどが軟水で、品質も高いといわれます。多少塩素を含んでいますが、コーヒーを淹れる際に沸騰させるため問題なく使えます。そのため、水道水でも十分美味しいオフィスコーヒーを淹れられるでしょう。
ただし、水道管の劣化によって赤さびに含まれる鉄分が水道水と一緒に流れ出る可能性があります。鉄分はタンニンと結びつき、コーヒーの味を大きく損ねるため、浄水器や市販のミネラルウォーター・ウォーターサーバーなどを使用するのが安心です。
また、長時間沸かしたお湯を使わないのも大切なポイントです。コーヒーに使うお湯は、ある程度二酸化炭素を含んでいるほうが良いとされています。長時間沸騰させるとお湯に含まれる二酸化炭素が完全に抜けきってしまうため、沸騰は一度のみ行いましょう。
まとめ
ダイオーズでは、お客様が好みに合わせて選択できるよう、各産地の豆や自社焙煎豆を豊富に取り揃えています。こだわり抜いたコーヒー豆やマシン・水を使って淹れた一杯は、仕事の疲れを忘れさせてくれるでしょう。オフィスコーヒーをご検討の際は、ぜひダイオーズへご相談ください。