オフィスコーヒーの導入は、社内にさまざまなメリットをもたらします。コンビニやコーヒーショップに足を運ぶ手間がなくなるだけでなく、業務効率の向上や社内の雰囲気づくりにも効果的です。一方、設置の際には注意すべき点も少なくありません。今回は、オフィスコーヒーを導入するメリットや、導入のポイントをご紹介します。

オフィスコーヒーってどんな種類があるの？

コーヒーの飲み方には、インスタントや缶コーヒー以外に、豆から挽くタイプやドリップコーヒーなどがあります。そのなかでもオフィスコーヒーは、

• 一杯抽出型
• ブリューワー型
• 自動販売機型

の3つで提供されます。以下では、オフィスコーヒーでよく見かける3つの種類についてご紹介します。

一杯抽出型

一杯抽出型は、コーヒー豆や粉・カプセルなどをセットして、一杯ずつ淹れるタイプです。ボタンひとつで焙煎やドリップまで行えるため、手軽に本格的な味を楽しめます。味のラインナップが豊富なものが多く、オフィスへの設置にも適しています。

静音性の高いモデルやメンテナンスの手間がかからないタイプもあるため、業務の妨げにもなりません。

ブリューワー型

複数杯抽出できず、飲むまでに時間のかかる一杯抽出型の弱点を補ったのがブリューワー型です。一度に複数杯分のコーヒーを抽出し、タンク内に保存します。タンク内のコーヒーの酸化を抑える工夫がなされているものも多く、飲みたい時に注ぐだけで、美味しいコーヒーを味わえます。

ただし、一杯抽出型と比べると味のラインナップが少ないのが欠点でしょう。

自動販売機型

設置してお金を入れるだけでバリエーション豊富なコーヒーを楽しめるのが、自動販売機型です。機器のメンテナンスもメーカーが行うケースが多く、コーヒー豆や粉を設置する手間もかかりません。

ただし、3つのなかでもっとも設置スペースを広く確保する必要があります。

オフィスコーヒーを導入するメリットとは？

オフィスコーヒーは、眠気覚ましやリラックスのためだけでなく、職場内の人間関係を円滑にする効果も期待できます。以下では、オフィスコーヒーを導入するメリットを3つご紹介します。

集中力アップ

人間が仕事に集中できる時間には限りがあります。効率よく仕事を進めるには、適度な休憩をはさむのが効果的です。

オフィスコーヒーを導入していつでも休憩できる空間を作ることで、疲れを感じたタイミングでコーヒーブレイクができます。コーヒーを飲んで数分リフレッシュするだけでも、集中力をアップさせ効率よく仕事に臨めるでしょう。

気分転換

コーヒーは、選ぶ豆の種類によってリラックス効果を得られるものがあります。特に、ブルーマウンテンやグアテマラ産の豆で淹れたコーヒーの香りはリラックス効果が高いことが分かっています。

※参照：全日本コーヒー協会「コーヒーと健康」

休憩中にコーヒーを一杯飲むだけで気分転換につながり、リフレッシュした状態で次の仕事にむかえるでしょう。

コミュニケーションの活性化

コーヒーマシンを職場の休憩室に置くことで、自然と人が集まり、コミュニケーションが生まれます。何気ない会話から仕事に関するアイディアや人間関係を築くきっかけになるでしょう。

コーヒーブレイクによって職場のコミュニケーションが促進されると、日常業務での連携もよりスムーズに進みます。

オフィスコーヒー導入における3つのポイント

最適なオフィスコーヒーの選び方は職場によって異なります。以下では、オフィスコーヒーを導入する際のポイントや注意点をご紹介します。

メンテナンスや清掃方法の決定

マシンの種類によって、定期的なメンテナンスや清掃が必要になるケースもあります。従業員間の持ち回り制にする、使用者が適宜清掃するなど、後にトラブルにならないよう、事前にルール化しておくとよいでしょう。

また、メーカーがマシンのメンテナンスサービスを行っている場合もあります。清潔な状態で使い続けるために、積極的に活用しましょう。

設置場所の確保

オフィスコーヒーによるメリットを多くの社員に享受させるには、マシンの設置場所を確保しなければなりません。小型化が進んでいるものの、複数個置く場合や自動販売機型を導入する場合は、ある程度の設置スペースが必要です。豆や付属品の置き場所もあらかじめ共有しておくと良いでしょう。

価格と味のバランス

オフィスコーヒーを導入するうえでもっとも重要なのが、価格と味のバランスです。消費量が激しいなら価格を抑えて流通が多い豆を選ぶ、消費量が少ない場合は時間がかかっても一杯ずつ抽出できるマシンを選ぶなど、職場のニーズに合わせて選択しましょう。

メーカーによっては無料のお試し期間を設けている場合もあるため、積極的に活用するのがおすすめです。