ティーサーバーを導入しても、一部の従業員しか利用していなければ、あまり大きな効果は期待できません。なるべく多くの従業員に利用してもらうには、どのような工夫が必要なのでしょうか。今回は、ティーサーバーを多くの従業員に利用してもらう秘訣をご紹介します。
法定福利と法定外福利
ティーサービスをはじめとした福利厚生は、法定福利と法定外福利に分けられます。法定福利には健康保険や厚生年金などが含まれ、必然的に利用することになります。
法定外福利は各企業で独自に定められるため、自由度は高いものの、利用率を上げるためには一定の工夫が必要です。
福利厚生は利用率と満足度が重要
ティーサービスをはじめとした福利厚生を導入する際は、従業員の利用率と満足度が重要です。経営者側と従業員側が必要としている福利厚生に違いが生じると、十分な利用率や満足度が得られません。予算や手間が余計にかかるだけでなく、従業員の仕事に対する意欲の低下にもつながります。
法定外福利の代表例
法定外福利は、独自の制度として会社が定められるため、企業の特色が表れるのが特徴です。法定外福利として法律上認められるには、以下のような条件を満たす必要があります。
- 従業員の福利厚生のための制度であること
- 税法の規定範囲内であり、社会通念上相当と認められる支出額であること
- 税法や社内規定の一定の支出基準をクリアしていること
- 支出の対象が特定の従業員に限られていないこと
法定外福利は会社ごとにさまざまありますが、代表的なものをいくつかご紹介します。
- 住宅手当や家族手当、通勤手当
- 健康診断の補助
- 社員食堂
- オフィスコーヒーやオフィスティーサーバーの導入
- 託児施設
- 結婚や出産の祝い金 など
経営者側は、従業員のニーズや予算に応じて適切な法定外福利を導入することが大切です。
ティーサーバーを利用しない原因
ティーサーバーをはじめとした福利厚生の利用率を上げるためには、現状利用されていない原因を探る必要があります。こちらでは、主に考えられる原因を3つご紹介します。
ドリンクの種類が少ないなど満足度が低い
利用する従業員のニーズと福利厚生の内容がマッチしていないと、満足度が低下し利用しない原因となります。ティーサーバーであれば、「ドリンクの種類が少ない」「温かい飲み物を選べない」「味が美味しくない」などの理由が考えられます。
たとえば、性別が違うだけでもドリンクに対するニーズは変わりますし、年齢や働く時間帯、雇用形態によっても変化するかもしれません。定期的にアンケートを行うなど、現在のサービスが従業員のニーズとマッチしているか確認することが、満足度向上の秘訣です。
実際にどのようなサービスがあるのか把握していない
従業員側がティーサービスをはじめとした福利厚生の存在を把握していないため、利用率が思うように上がらないケースも考えられます。多くは周知不足が原因で、一部の従業員のみがサービスを利用できている現状に「不公平だ」と感じている従業員がいる可能性があります。
利用したい福利厚生があっても、従業員全員が自らメニューを調べるわけではありません。会社側は、福利厚生の平等化や利用率のアップを図るためにも、社内に向けた広報活動を行うことが大切です。
使用までの手順が複雑である
ティーサーバーではあまりありませんが、使用までの手順が複雑な福利厚生は、従業員から敬遠される傾向にあります。いざ利用しようと思っても、提出する書類が多かったり、上司や人事課の承認が必要だったりすると、面倒だと感じて利用を控えてしまう方も多いはずです。
利用率の高い福利厚生は、パソコンや携帯電話で申し込み可能なものが多く、手軽さを売りにしています。福利厚生の利用率アップを期待するのであれば、手続きの簡素化も検討しましょう。
ティーサーバーの利用率を上げる施策
ティーサーバーの利用率を上げるには、会社が旗振り役となって積極的に働きかける必要があります。こちらでは、利用率を上げるための施策をいくつかご紹介します。
各部署で推進役を作る
ティーサーバーの利用率を上げるには、各部署で推進役を作るのが効果的です。若手の従業員のなかには、先輩や上司が使用していないため使いづらいと感じている方も多く、推進役に先輩や上司の立場にあたる人を選べば、若手の従業員の利用率アップも期待できます。
利用案内についての社内メールや広報を活用する
ティーサーバーの導入や利用方法を周知するためには、社内メールや広報を活用しましょう。企業のなかには、総務部や広報部などがこういった情報を積極的に発信しているケースも見られます。
同時に休憩スペースを充実させる
ティーサーバーの導入にあわせて、休憩スペースを充実させることも大切です。ティーサーバーは、喉をうるおすだけでなく、従業員が集まることでコミュニケーションの促進につながります。そこにちょっとした休憩スペースがあると、よりコミュニケーションが活発になり、新たなアイデアも生まれるでしょう。
まとめ
ダイオーズには、オフィスコーヒーやオフィスティーサービスを数多くの企業に提供してきた実績があります。現在、ティーサーバーの利用率でお悩みであれば、ぜひ当社までご相談ください。