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職場(オフィス)にウォーターサーバーはいらない?メリット、デメリットを比較して解説

ウォーターサーバーは、飲用の冷水や温水がいつでも利用できる電気製品です。職場にウォーターサーバーの導入を考えている方や、来客時に提供する飲み物に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ウォーターサーバー導入のメリットやデメリット、選び方を解説します。また、「値段が高い上に、水道水との違いがわからない」などの疑問や、衛生対策や置き場所の問題について詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

職場にウォーターサーバーを導入するデメリット

職場にウォーターサーバーを導入するデメリットはどのような点でしょうか。考えられるデメリットは、大きく分けて以下の3点です。

  • 場所を取る
  • ランニングコストが発生する
  • メンテナンスの手間がかかる

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

場所を取る

ウォーターサーバーは、主に機械である本体(サーバー)と、水のボトルで構成されています。本体だけではなく、予備の水を置いておく必要があるため、さらに場所を取ってしまウことが少なくありません。水のボトルを使わず、水道に直結して設置するタイプもありますが、ウォーターサーバーのためのスペースを確保しなければならないのは同様です。

ウォーターサーバーには様々な種類があり、メーカーによって大きさが異なります。机に置けるような小さめのサイズから、大人の胸の高さくらいまである大きなサイズまで多種多様。では、どのような場所がウォーターサーバー設置に向いているのでしょうか。

● 水平なスペース
設置したい場所が傾いていたり凸凹していたりする場合、安定せず何らかの振動でウォーターサーバーが転倒してしまう可能性があります。

● コンセントの近く
コンセントから近い場所ならば、延長コードなどを使わずに接続できるのでおすすめです。

● 壁10cm以上の距離
ウォーターサーバーは電気製品なので、使っていると熱を持ちます。放熱できるスペースが必要です。

● 通気性の良い場所
掃除もしやすく、熱がこもりにくくなります。

ランニングコストが発生する

ウォーターサーバーを使い続けていく上で気になるのは、毎月発生する料金ではないでしょうか。一般的に、ウォーターサーバーのランニングコストとして以下のような費用がかかります。

● 水のボトル代と配送料
天然水などをボトルで配送するタイプや、水道水をろ過するタイプなど形態は様々。ボトルの場合、利用が多ければその分だけ高額になります。

● サーバーレンタル費
数百円から数千円のレンタル代がかかりますが、無料でレンタルを行っているメーカーもあります。

● 電気代
水を冷やしたり温めたりするために、電気代がかかります。省エネ運転やエコモードを搭載した機種もあり、電気代の増加を若干抑えられるケースもあります。

● メンテナンス費
メーカーや契約プランによって様々です。

● 紙コップなどの消耗品代
紙コップがあると便利ですが、消耗品のため料金が発生します。

メンテナンスの手間がかかる

ウォーターサーバーは電気製品ですので、トラブルがない状態で使い続けるためには、メンテナンスが不可欠。例えば、快適に使い続けられるように、清潔を保つためのお手入れもメンテナンスの一つです。皆が触れる場所を中心に拭き掃除や消毒をしたり、取り外しができるパーツを水洗いしたりしなければなりません。

また、異音や水漏れはないか、冷却や加温機能が正しく動作しているか、水が出にくくなっている様子はないかといった点も確認しなければなりません。しかし、製品内部のメンテナンスは、専門知識がなければ難しいでしょう。メーカーにもよりますが、定期的にウォーターサーバーそのものを回収し、確認するサービスを行ってくれる場合があります。また、内部洗浄などのメンテナンスを自動で行う機種もありますので、利用を検討してみると良いでしょう。

職場にウォーターサーバーを導入するメリット

会社の福利厚生につながるイメージがあるウォーターサーバーですが、導入するメリットとして以下の4つが挙げられます。

  • 来客用の飲み物を購入する必要がない
  • 従業員の健康管理に効果がある
  • ごみの削減につながる
  • 節税対策になる

それぞれにつちえ具体的に見ていきましょう。

来客用の飲み物を購入する必要がない

来客があり、飲み物を準備しなければならない場合、社内の誰かが購入しに外出したりコーヒーやお茶を用意するためにお湯を沸かしたりするなど、手間と時間がかかってしまうケースは少なくありません。

その点、ウォーターサーバーを導入することにより高品質の浄水をすぐに来客へお出しすることが可能。お茶やコーヒーも、ウォーターサーバーの温水を利用すればすぐに完成しますので、お待たせすることもありません。来客の対応とおもてなしを全て自分でこなさなければならない状況でも安心です。

従業員の健康管理に効果がある

ウォーターサーバーがあると、おいしい水がすぐに手に入ります。日常的に砂糖が多く含まれる清涼飲料水や甘い缶コーヒーだけを飲むより、水を飲む方が体に良いとされていますので、浄水と温水を手軽に飲めるウォーターサーバーは従業員の健康管理に効果的だと言えるでしょう。

普段から飲み物をあまり摂取しない人にとっても、ウォーターサーバーはおすすめです。いつでもおいしい水が飲める環境であれば、水を飲む習慣づけにもつながるでしょう。

ごみの削減につながる

ウォーターサーバーを利用するようになると、従業員がペットボトル飲料や缶飲料を購入して社内で飲む機会が減り、結果として社内で出るごみの量を減らせます。来客用の飲み物もペットボトル飲料などを用意している場合は、さらにごみの量の削減効果が期待できるでしょう。

また、ペットボトル飲料を購入する機会が減ると、従業員が個人で支払っている飲み物代金も減り、従業員の満足度を上げることにもつながります。

節税対策になる

ウォーターサーバーを導入すると、様々な費用がかかります。水のボトル代をはじめとするウォーターサーバーにかかわる費用は、事業に使用する場合に経費として計上することが可能です。ただし、目的によって仕訳が異なる点にご注意ください。

  • 来客対応のために設置した場合:「接待交際費」
  • 従業員の健康のために設置した場合:「福利厚生費」あるいは「消耗品費」

水のボトル代や電気代、レンタル費を経費として計上する際には、軽減税率にも注意が必要。水のボトル代は軽減税率が適用となり、消費税は8%ですが、電気代やレンタル費は消費税10%となりますので、区別して計上しなければなりません。

ウォーターサーバーの使い道によって勘定科目が変わり、軽減税率の適用対象かどうかについて正確に把握する必要がありますので、経費計上にあたっては税務署や専門家に相談することをおすすめします。

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職場に導入するウォーターサーバーの選び方

職場にウォーターサーバーを導入する際には、何を決め手に選べば良いのでしょうか。ここでは、以下の5項目について解説します。

  • 機能から選ぶ
  • サイズから選ぶ
  • デザインから選ぶ
  • 水の種類から選ぶ
  • メンテナンスのしやすさから選ぶ

ウォーターサーバーの詳しい特徴を知り、最適な機種を選びましょう。 

機能から選ぶ

ウォーターサーバーには、冷水と温水のみを出せるシンプルなタイプから、1台で給茶機の機能も併せ持つタイプまで様々な機種があります。機能の一例は以下の通りです。

● 給茶機やコーヒーメーカーにもなる高機能サーバー
高機能サーバーなら来客時にすぐ飲み物を提供できます。水以外の飲み物を希望する従業員が多い場合はおすすめです。

● 水の温度の詳細な設定が可能
常温で水を飲みたい人から、インスタント食品を調理したい人まで広く需要がある機能です。

● 省エネモードやエコモード搭載
職場で利用が少ない時間帯がある場合にぴったりです。

● 停電時も温度調節を除き利用可能
停電時も利用できるタイプならば、非常時に備えて清潔な水を確保しておける安心感があります。

サイズから選ぶ

ウォーターサーバーは置くためのスペースが必要です。そのため、置きたい場所に合ったサイズのウォーターサーバーを選びましょう。主に、卓上タイプと床置きタイプの2つのサイズがありますので、それぞれの特徴をご紹介します。

● 卓上タイプ
机や台の上で使用します。コンパクトな外見で、インテリアになじみやすく、置き場所に困りません。

● 床置きタイプ
自立するタワー型で安定感があります。大容量のボトルを利用できる機種もあり、利用者が多くても安心です。

デザインから選ぶ

従業員だけではなく、来客や顧客の目につく場所にウォーターサーバーを置く場合は、デザインを重視して選んでみるのも一つの方法です。

  • インテリアに溶け込むカラー
  • 他のブランドとコラボレーションした本体
  • 水ボトルが見えないスタイリッシュな外見

ウォーターサーバーはコンパクトな機種もありますが、大型のタイプだとかなり存在感があります。インテリアに溶け込むスタイリッシュなデザインや、ウォーターサーバーに見えないようなおしゃれな見た目の機種を選ぶのもおすすめです。

水の種類から選ぶ

ウォーターサーバーに利用されている水はメーカーによって異なり、それぞれ特徴があります。水の種類は主に「RO水」、「天然水」、「浄水」の3つに分類できますので、それぞれについて見ていきましょう。

● RO水
ROは「reverse osmosis」の略であり、「逆浸透」という意味です。逆浸透膜により、細菌などの有害物質、ミネラルなどを分子レベルで徹底的に除去するため、赤ちゃんのミルクに使えるほど安全な水です。ただし、ミネラルを除去してしまうため、あとからRO水にミネラルを添加しているメーカーもあります。

● 天然水
天然水は、地下水をくみ上げ、不純物を取り除き、飲料用とした水です。取水する場所によって成分が異なるため、味も個性が出ます。天然のミネラル分を補給できるのがメリットです。

● 浄水
浄水は、原料となる河川や地下水などの原水を飲料できる程度にきれいにした水のこと。一般的な浄水型のウォーターサーバーは、水道水を高性能フィルターでさらにろ過して利用するタイプです。

メンテナンスのしやすさから選ぶ

ウォーターサーバーはメンテナンスが必要。手間がかかってしまうため、メンテナンスのしやすさに着目して選ぶのもおすすめです。掃除や消毒などのお手入れ時、パーツを外して簡単に洗える機種は毎日清潔に使うことができるでしょう。

気になる内部のメンテナンスについては、ウォーターサーバーが自動で高温水を循環させる内部洗浄機能や、常に水を殺菌消毒できる機能など、使う側が内部メンテナンスを行う必要がない機種もありますので、そうした機能を搭載した機種を選ぶと良いでしょう。メーカーによっては定期点検や交換を行う場合もありますので、問い合わせてみることをおすすめします。

まとめ

ウォーターサーバーを職場に導入することで、来客時にスムーズに飲み物を出すことができるほか、従業員のリフレッシュにも役立ち、業務効率アップにつなげられます。置き場所やランニングコストが必要であるなどのデメリットはありますが、総合的に見てメリットが大きく、職場環境の改善につなげられるでしょう。

ウォーターサーバーと一口に言っても、機能や水の種類などは多種多様。豊富なラインナップの中から、ぜひぴったりのウォーターサーバーを探してみてはいかがでしょうか。

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