夏場や期間限定の工事現場などでウォーターサーバーを短期契約するなら、レンタルが役立ちます。ただし、短期契約のウォーターサーバーには初期費用や休止手数料といった注意点もあるため、あらかじめ確認しておくことが重要です。

この記事では、短期契約の業務用ウォーターサーバーについて解説します。サーバーの種類や注意点など、契約前に把握しておきたいポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

短期契約ならレンタルのウォーターサーバーがおすすめ！

短期契約でウォーターサーバーの利用を考えている場合は、購入よりレンタルの方がおすすめです。サーバーを購入した場合は不要になったときの処分に困りますが、レンタルなら工場やメーカーへ返却するだけでよいため、処分の手間がかかりません。

また、レンタルには定期メンテナンスプランが付いているケースがほとんどで、衛生的な状態を保つのに役立ちます。購入の場合はメンテナンスプランが付いてないことも珍しくないため、最後まで清潔にサーバーを使いたいときときにもレンタルが最適です。

短期契約でウォーターサーバーが必要となる場面

短期契約のウォーターサーバーが必要となる場面は、主に以下の通りです。

【ウォーターサーバーが必要となる場面】

• 熱中症対策体温変動が著しい夏場
• 自販機などが周辺にない現場での長時間の作業

夏場の熱中症を防ぎ、健康な状態を維持するためにもウォーターサーバーは活躍します。ここからは、それぞれの場面について詳しくチェックしましょう。

体温が変動しやすい夏場

体温が変動しやすい夏場は定期的な水分補給が欠かせないため、短期でもウォーターサーバーを導入しておくと便利です。人が集まりやすい場所に床置きタイプや卓上タイプのウォーターサーバーを設置しておけば、自然に水分を摂取する習慣がつくため、こまめな水分補給が可能です。

さらに、ウォーターサーバーは常に冷たくておいしい水が飲めるのも嬉しいポイントです。水道水の場合、浄水機が搭載されていても夏場は水温がぬるくなり、物足りなさを感じることが少なくありません。暑さが厳しい時期もウォーターサーバーから冷水を飲める環境を整えておくことで、従業員の満足度を高められるでしょう。

自販機などが周辺にない現場で長期間の作業

建築現場や警備、山奥の作業など、自販機やコンビニが近くにない屋外でもウォーターサーバーが活躍します。ウォーターサーバーを設置しておくことですぐに利用しやすいため、過酷な夏場の現場でもこまめな水分補給が可能です

短期契約におすすめのウォーターサーバーの種類

ウォーターサーバーの短期契約を検討している場合は、以下のポイントを意識して目的に適したものを選ぶことが大切です。ウォーターサーバーには以下のようにさまざまな種類があります。

• 契約期間が定められていないウォーターサーバー
• 解約金がないor解約金が少ないウォーターサーバー
• 注文ノルマがないウォーターサーバー

ここでは、ウォーターサーバーの種類について詳しく解説しますので、サーバーを選ぶ際の参考にしてください。

契約期間が定められていないウォーターサーバー

ウォーターサーバーは契約期間が定められていることが多く、期間内に解約すると解約料が発生します。そのため、短期契約を考えている場合は契約期間のないサーバーを選ぶとよいでしょう。契約期間が定められていなければ短期でも解約しやすいですが、期間が決まっている場合は解約しづらくなるため注意が必要です。

ただし、契約期間が決まっていなくても「ボトルを◯本注文するまでに解約すると解約金が発生する」など、期間以外の条件が設定されていることもありますのでご注意ください。

解約金がないor解約金が少ないウォーターサーバー

ウォーターサーバーを短期契約するなら、契約期間内に解約しても「解約金なし」もしくは「解約金が少ない」ものを選ぶのも一つの方法です。ただし、解約金なしプランは長期割引特典などが受けられないケースがあるため「短期から長期に移行する可能性もある」という場合には注意しなければなりません。

またレンタルではなくサーバー本体の購入に切り替えることで、解約金が無料になるケースもあります。解約金無料・解約金が少ないウォーターサーバーを導入する際は、どのような条件が設定されているか確認しておくと安心です。

注文ノルマがないウォーターサーバー

注文ノルマとは、一定期間内に注文しなければならないボトル本数のことです。毎月のノルマがないウォーターサーバーなら、水が必要な期間が終わっても無理に注文し続ける必要はありません。

一方、注文ノルマがある場合、必要がないのにボトルを頼まなければならなくなり、保管場所に困ることがあります。さらに、ノルマを達成できないと手数料の支払いが発生するケースもありますので、ご注意ください。

短期契約でウォーターサーバーを選ぶ際の注意点

ウォーターサーバーを短期契約する場合、初期費用やノルマなど注意しておきたいポイントが3つあります。どのような点に注意すべきなのか確認してください。

【短期契約でウォーターサーバーを選ぶ際の注意点】

• 初期費用が高すぎないか
• ノルマを達成しなかった場合の休止手数料が高すぎないか
• サーバー運送費などわかりづらいところで費用がかかりすぎていないか

注意点を把握しておけば契約後に後悔しなくて済みますので、詳細をチェックして納得のいく形で契約を結んでください。

初期費用が高すぎないか

ウォーターサーバーは初期費用無料の場合が多いですが、会社によってはサーバーの設置料や送料などがかかることがあります。短期契約の場合、解約金が低いプランは初期費用が高額に設定されている可能性もありますので、全体の費用バランスを見ながら決めることが大切です。

ノルマを達成しなかった場合の休止手数料が高すぎないか

前述のようにウォーターサーバーには「月◯本以上の注文が必要」、といったようにノルマが決められているケースがあります。月の注文がノルマに達しなかったときの休止手数料が高額だと、思わぬ費用負担となるため注意が必要です。一般的な休止手数料は800〜1,000円ほどですので、この価格を基準に考えるとよいでしょう。

サーバー運送費などわかりづらいところで費用がかかりすぎていないか

短期契約ばかりに注目していると、実際にかかる費用を見落としてしまうことがあります。例えば、サーバーの運送費用や定期メンテナンス費用、サーバーのレンタル費用、ボトル交換費用など、想定される費用はさまざまです。場合によってはわかりづらいところで高額な費用が設定されていることもあるため、コストがかかりすぎていないかチェックしたうえで契約を検討することをおすすめします。

ウォーターサーバーを導入するメリット

会社にウォーターサーバーを導入することで、以下のようにさまざまなメリットが得られます。

【ウォーターサーバーを導入するメリット】

• お湯を沸かす手間が省ける
• 必要経費として計上できる
• 従業員の水分補給にかかる費用負担を軽減できる

メリットを活かせれば、ウォーターサーバーを会社に取り入れる意義は十分にあるとでしょう。ここでは、会社にウォーターサーバーを導入するメリットについて詳しくご紹介します。

お湯を沸かす手間が省ける

ウォーターサーバーからは冷水だけでなく温水も出るため、お湯を沸かす手間がなくなります。休憩時間に飲み物が欲しくなったら、ウォーターサーバーから温水を出すだけで、おいしいお茶やコーヒーを淹れられるのが嬉しいポイントです。

また、ランチタイムなどでカップ麺を食べる際も、お湯を沸かす必要はありません。面倒な作業が減れば休憩の質が高まり、ゆっくり過ごせるでしょう。

必要経費として計上できる

会社で使用するウォーターサーバーは、必要経費として計上可能です。例えば、従業員の飲料水として設置した場合は「福利厚生」や「雑費」として使えるほか、来客用に設置するのであれば「接待交際費」に該当します。使用目的に合わせて経費計上を行ってください。

従業員の水分補給にかかる費用負担を軽減できる

社内にウォーターサーバーがあれば、従業員はペットボトル飲料を買う必要がなくなります。1日数百円程度のペットボトル代も、1ヶ月で数千円、1年で数万円と積み重なれば意外と大きな費用になるでしょう。飲料水にかかる費用を自社のウォーターサーバーで負担することで、従業員の満足度向上に繋げることが可能です。

まとめ

体温変動が著しい夏場や近くに自販機・コンビニのない現場の場合、一時的でもウォーターサーバーを設置すると手軽に水分を補給できるため、従業員の満足度が上がります。短期契約のウォーターサーバーには契約期間がないものや解約金がないもの、注文ノルマがないものがありますが、初期費用なども細かく確認したうえで契約することが大切です。こまめに水分補給しやすい環境を整えるために、便利なウォーターサーバーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。